【ニュース解説】最古の霊長類の化石を発見、大量絶滅から10万年後
最古の霊長類の化石を発見、大量絶滅から10万年後 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト (nikkeibp.co.jp)
ナショナルジオグラフィック日本版公式サイトより、気になるニュースを紹介します。
ざっくり記事をまとめると、恐竜が絶滅したとされる約6600万年前の10万年後には、人類への進化と繋がる初期の霊長類(人間やゴリラなどをの霊長目)が存在していたことが、化石の分析により分かったということ。
恐竜は隕石の衝突による大量絶滅が原因で絶滅したというのが、現在メジャーな説ですが、実際のところ詳細は今でもよく分かっていません。
特に、1億6000万年以上の長きに渡って繁栄し続けた恐竜は、その間も色んな大量絶滅の時代を何度も乗り越えたにも関わらず、約6600万年前に現在の鳥類を残して絶滅してしまった理由は大きな謎です。
また、恐竜よりも身体の小さかったとはいえ、哺乳類や爬虫類が絶滅しなかったのも謎です。
そのため、約6600万年前の10万年後に霊長類が既に存在していたことは、この生物史のターニングポイントにおいての哺乳類の位置づけを考える重要な発見だということです。
記事によると、大量絶滅のもっと前、約8150万年前の白亜紀という説もあるそうなので、もし本当なら恐竜全盛期の時代でも哺乳類もそれなりに多様化していたことになり、太古へのロマンが広がります。